次はハイタウン北方。2年前の日経アーキテクチュアの記事より引用
居住者ニーズの多様化に合わせて、集合住宅に様々な提案が盛り込まれるようになった。その提案は建築界で評価されるだけでなく、実社会でユーザーの生活を豊かにしているのだろうか。単に新しいだけの提案はさらに新しい提案に駆逐され、消費されるだけだ。時の評価に耐える提案とは何だろう。
(中略)
岐阜県営住宅ハイタウン北方・南ブロック
1998年完成(第1期)住棟基本設計:高橋晶子、妹島和世、クリスティン・ホーリー、エリザベス・ディラー
4人の女性建築家が設計した住棟の住戸プランは、互いに大きく異なる。それだけに、住み心地に関する入居者の評価はそれぞれの特性を色濃く反映したものとなり、くっきりと明暗が分かれた。妹島和世棟の評判が芳しくない。 「私の住む高橋棟は畳の間だから住みやすい。ホーリー棟は部屋の中に階段があるから、年寄りの私には向かない。それから向こうの棟は…」。
以上、引用。
向こうの棟は勿論妹島和世棟。
疑問。先日、見学の予約をしたときには妹島棟も1室しか空いてないとのことだったが・・・
同誌の住人へのインタビューによると「県営住宅だからここを出て行ったら次、いつ入れるか判らない。住人の9割がこの棟を嫌がってる・・・」


妹島棟のプラン

高橋晶子棟のプラン(単純な田の字プラン)