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「愛しき妻へ 今度会えれば30年は幸せに暮らせるだろう。お前のそばにいれば力も湧いてくる。土産は10万本のタバコと流行のドレスを10着あまり、車も1台。お前が夢見る溶岩の家、心ばかりの花束・・・」
先週の土曜に観にいった「コロッサル・ユース」で度々繰り返される主人公ヴェントゥーラが妻への手紙のフレーズ。
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期待が大きすぎたのかもしれないが、余り楽しめなかった。
ストーリーは
古くからカーボ・ヴェルデ諸島出身のアフリカ系移民が多く住む、リスボン北西郊外のフォンタイーニャス地区。住民たちは開発に伴い建てられたばかりの近代的な集合住宅へと強制移住させられる。そんな移民労働者の一人で、34年この地区に住んできたヴェントゥーラは、突然、妻のクロチルドに家を出て行かれてしまう。
途方に暮れ、荒廃した貧民窟と新しい集合住宅の間を行き来しつつ、彼は、自身が「子供たち」と信じる、ヴァンダやベーテ、レントたち若い住民を訪ね歩き、対話を重ねながら自分の場所を見出そうとしていく。
「コロッサル・ユース」公式HPより引用。
前回、少女だったヴァンダはどう見ても40過ぎの太ったおばさん。(娘は2歳くらいなのでもっと若い設定かも・・・)ただ勿論違う役者だとは思うが不思議とヴァンダの面影がある。楽しめなかった一番の理由は集合住宅の室内シーン。白いペンキの内装と安っぽいドア。ホームセンターで買ってきたようなベッドの上で繰り返されるヴェントゥーラとヴァンダの会話。ヴァンダは相変わらず咳きこんでいる。あのレンブラントの絵のような陰影が全くない。もともと、この監督の映画にストーリー性など求めていないからそっちの方は良いとしても、この室内シーンですべてがぶち壊されてしまった。
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ところで、村野藤吾の「建築をつくる者の心」のに、取り壊されたドイツ文化研究所(設計:村野藤吾 竣工1935年)の話が出てくるが、映画が上映された「ドイツ文化センター」と同じ場所にあったのだろうか・・・
- 作者: 村野藤吾
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どうも違うようだ
1982年10月 新会館建設準備。当時の京都大学総長岡本道雄氏、京都府知事林田
悠紀夫氏、京都市長船橋求己氏などの協力により現在位置である京
都市左京区吉田河原町19-3の鴨川畔に研究所の土地をも含め施設
用地を確保。
京都ドイツ文化センターと当研究所が建物を共同利用するとの契約の
もとにこの用地を京都ドイツ文化センター施設用地としてドイツ連邦共
和国政府に60年間無償貸付。1983年10月 京都ドイツ文化センター完成。
京都ドイツ文化センターと建物の共同利用契約を締結し、当研究所の
入居が完了。
本格活動開始。
開館式典挙行、ドイツ連邦共和国Helmut Kohl首相夫妻多数参加。