2011-01-01から1年間の記事一覧

未完の形象―槙文彦建築ドローイング集作者: 槙文彦出版社/メーカー: 求龍堂発売日: 1989/11メディア: 大型本 クリック: 2回この商品を含むブログを見る 83歳というその人は東京からひとりで京都までやって来てほぼひとりで2時間弱の講演をこなし日帰りで帰っ…

3.11の為今年は危ぶまれていた恒例の「卒業設計日本一展2011 京都巡回展」だが急遽今年も開催することに。今年は日本一「パレードの余白」(冨永 美保さん、芝浦工業大学)の模型も展示。 卒業設計日本一決定戦OFFICIAL BOOK―せんだいデザインリーグ2011作者…

高松研究室展覧会を観た後新橋界隈をブラブラと。 祇園NEXUS。実は地下1階地上3階の鉄筋コンクリート造。設計は聖拙社の上里義輝氏。出来た時これは上手いと思った建築。

「中野本町の家」、「シルバーハット」、「東京遊牧少女のパオ」、「レストラン・ノマド」、「八代市立博物館・未来の森ミュージアム」、「せんだいメディアテーク」、「サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン」、「TOD‘S表参道ビル」、「福岡アイランドシ…

朝から神戸へ。目的はJIAから案内のあった神戸大学主催の「神戸建築学」伊東豊雄「東日本大震災から学ぶこと」へ。折角行くのにそれだけではつまらないので近場の兵庫県立美術館へ。学校にビデオがあるので内容はわかっていたのだがなかなか実物を観る気にな…

先週、急に思い立って行った円通寺。土曜日だったが朝早めということもあり人もまばら。 内部の写真撮影許可は借景の庭のみ。 台風12号の爪痕 円通寺(えんつうじ)は京都市左京区岩倉幡枝町にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。山号は大悲山。聖観音を本尊とす…

六角通りにある京料理の店の外観。

干物屋さんの看板。※ギャリーのざわさんの写真追加

休日、小さな庭で

毎年開催されている京大高松研究室展覧会へ。 全てが「らしい」と言えば「らしい」。祇園の縄手というのも「らしい」し、作品自体もここ数年あちこちの卒業制作展で見られる京大カラーというか高松研究室カラー。課題の内容が一番興味のあるところだが、例え…

丹波口方面から行くと島原大門を通り抜けて大宮通り方面へ。”JAZZ”の文字に惹かれてなかを覗く。京町家を改装した「ギャラリーのざわ」さん。フリーのライターであるご店主が一念発起して町家をギャラリー兼事務所に改装。ジャズライブなども開催とのこと。N…

輪違屋(わちがいや)とは、現在も営業されている京都の花街、嶋原の置屋兼お茶屋である。 創業は元禄元年(1688年)、置屋として始まる。置屋として創業当時の名は「養花楼」。お茶屋兼業は明治5年(1872年)より。現在の建物は安政4年(1857年)に再建され…

島原「誠の湯」煙突

あまり天気が良いので京都散歩。JRで丹波口下車。島原界隈を散策。大門の反対側の中央市場側から入るとまず眼に入るのが島原住吉神社。 お次は角屋。 角屋は、島原開設当初から連綿と建物、家督を維持し続け、江戸時代の饗宴・もてなしの文化の場である揚屋…

さる御公家侍に仕えておりました初代三嶌兼吉は、その妻“てい”と共に長崎で牛鍋を学び、明治六年京に戻り、現在の地、寺町三条で「三嶋亭」を創業いたしました。それ以来、130余年その味を守り続け、明治、大正、昭和、平成、現在に至り、五代目となります。…

ゆりかごをテーマにしたコンペの最優秀作品。学生がポートフォリオ用に撮影していた横で撮らせてもらった。建築科の学生と伝統工芸の木工の学生のコラボレーション。Nさんゴメン。素晴らしいのでUPさせてもらいます。

おばん菜の「だる満」。京都会館の向かい。

総本家河道屋。 いつ頃からかこの界隈で商いをさせていただいているか、店のほうに享保八年(一七二三年)の時の町内の書き付けが残っております。その時から勘定いたしますと、だいたい三百年弱というところになりますでしょうか。その頃は蕎麦屋ではなく餅菓…

京都姉小路通にある彩雲堂。 日本画専門絵具の製造発売元。江戸末期に「伊勢屋」から分家したらしい。 「彩雲」は李白の詩からとったもので、時々刻々変わる早朝の雲の色を表す。絵具屋さんらしい名である。 店名の命名者でもある富岡鉄斎の筆。

もう一つ映画の話題。日本名は「バーバー」(床屋)。原題は「The Man Who Wasn't There」監督、脚本はあののコーエン兄弟。 コーエン兄弟制作映画では、伝統的に監督としてジョエル、製作としてイーサンがそれぞれ別個にクレジットされてきた(実際はどちら…

久々に映画の話、というより久々に紹介したい映画の話。 体の中で動かせるのは左目の瞼のみ。自殺することさえできない。想像しただけで気の遠くなるような話だが、映画は淡々と元ELLE誌の編集長、ジャン=ドミニク・ボビーの左目を通して語られていく。 主…

前回の佐川美術館のあとに行ったミホ・ミュージアム。予定の時間より1時間程遅れて到着。受付でチケットを購入し、ご自慢の橋を渡って本館へ。 見学の予約をしていたので学芸員の方に説明をして頂く。 「この展示室には西側に大きな窓があります。ペイさんが…

学生の要望で滋賀県の佐川美術館とミホ・ミュージアムへ。(先週の土曜日のこと) この時期の国道161号線は渋滞するというので早めに出発したつもりだったがそれでも巻き込まれ11時前に佐川美術館へ到着。企画展は「アルプスの画家 セガンティーニ −光と山−…

美術館の帰りに思いついて京都会館を見ておこうと向う。 もう解体? 京都市は23日、京都会館(左京区)の再整備基本計画を策定した。5月に示した第1ホールの建て替えと増築の2案を検討した結果、建築費用が安く、舞台機能面で優れている建て替え案を採…

近美のモホイ・ナジ展 構成主義の美術家・写真家、バウハウスの教師として知られるモホイ=ナジは、20世紀前半の前衛芸術運動に参加して「光と運動による造形」という創作理念を確立し、ハンガリーからウィーンへ、そしてドイツ、オランダ、イギリスを経てア…

1928ビル(いちきゅうにーはちビル)は、京都市中京区にあるアール・デコ風、鉄筋コンクリート構造3階建ての建造物。1928年竣工。設計は武田五一、施工は大林組。京都市登録有形文化財第2号(1983年6月1日登録)。武田による代表的な建築設計作品のひとつと…

聖徳太子が幼い頃、淡路島の岩屋に小さな唐櫃が流れ着き、太子が蓋を開けると中から黄金でできた一寸八分の如意輪観音の像が出てきました。そこで太子は、自分の持仏として大切にしました。そのころ太子は物部守屋と争っていたので、如意輪観音に勝利を祈り…

「濃い」 正直言ってこの人の作品にはあまり興味がなかった。 どの作品を見てもそれほど衝撃を受けることもなかったし、知っていたのも原爆堂計画、本店も含めた親和銀行の幾つかの店舗、虚白庵(自邸)、そして一番著名度の高い渋谷区立松濤美術館くらいし…

毎年恒例となった祇園祭へのお付き合い。写真は新町界隈。

土日の休日を返上して作品集のための写真撮影に立会い。 つくるんだったらもっと早く言って欲しかった。