1964年のニューヨーク。ブロンクスにあるカトリック学校セント・ニコラス・スクールでは、校長のシスター・アロイシスが厳格な指導を信条に日々職務を果たしていた。一方、生徒の人気を集めるフリン神父は、ストイックな因習を排し進歩的で開かれた教会を目指していた。しかし、唯一の黒人生徒ドナルドと不適切な関係にあるのではないかという疑惑が持ち上がり、シスター・アロイシスによる執拗な追及が始まるのだった…。

メリル・ストリープフィリップ・シーモア・ホフマン出演となれば70%は保障されたようなもの。しかし、話の内容は・・・・
二人というか加えてエイミー・アダムスヴィオラ・デイヴィスの演技はほれぼれするものがあったが・・・・

この映画で特筆すべきは、5部門中4つが俳優のノミネートだったということ(残り一つは脚色賞)。メリル・ストリープが主演女優賞、フィリップ・シーモア・ホフマン助演男優賞、そしてエイミー・アダムスヴィオラ・デイヴィス助演女優賞の候補になった。映画の主な登場人物はこの4人しかおらず、その全員がアカデミー賞候補になったのだから、その演技合戦は見応えたっぷりだ。

要は俳優だけでもった?
ただ、これが映画でなく舞台劇だったらもっと感想は違ったかも・・・・