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昨年の6月に行われた あの鈴木了二氏による、OZONEのセミナー
「鈴木了二が語る映画と建築 第1回 建築映画というジャンル」
嬉しいじゃありませんか。
以下、引用。
鈴木了二さんは映画の中に「建築映画」というジャンルがあるといいます。鈴木了二さんが言う「建築映画」というのは、そこに出てくる建築をいかに上手く撮るかに重点が置かれていて、俳優や音楽そしてストーリーまでも建築を見せるためにある映画で、たとえ一瞬でもそこに映る建築がいきいきと画かれ、それが主人公やストーリーへの注目に比べて勝っているものだといいます。
セミナーでは鈴木了二さんが選定した数々の「建築映画」をカメラが建築をどのようにとらえようとしているのかという空間体験の感覚を5つのカテゴリー分けて解説していただきました。空間体験の感覚のカテゴリーは、(1)視線の空中感覚・俯瞰する視覚、(2)廃墟の感覚、(3)視線の凝視感覚、(4)視線の虚空感覚、(5)トラッキング・移動感覚の5つです。
それぞれのジャンルで取り上げた映画は
(1)視線の空中感覚・俯瞰する視覚
『意志の勝利』(レニー・リーフェンシュタール監督)
『サイコ』(アルフレッド・ヒッチコック監督)
『シャイニング』(スタンリー・キューブリック監督)
(2)廃墟の感覚
『ドイツ零年』(ロベルト・ロッセリーニ監督)
『ノスタルジア』(アンドレイ・タルコフスキー監督)
(3)視線の凝視感覚
『静かな1頁』(アレクサンドル・ソークロフ監督)
『ブルーベルベット』(デヴィッド・リンチ監督)
(4)視線の虚空感覚
『ペイルライダー』(クリント・イーストウッド監督)
『スリ』(ロベール・ブレッソン監督)
(5)トラッキング・移動感覚
『殺しのドレス』(ブライアン・デ・パルマ監督)
『ラ・パロマ』(ダニエル・シュミット監督)
『親愛なる日記』(ナンニ・モレッティ監督)
『ダウン・バイ・ロー』(ジム・ジャームッシュ監督)
『ヌーヴェル・ヴァーグ』(ジャン・リュック・ゴダール監督)
一部、時間の都合で取り上げられないものもありましたが、それぞれの映画の、「建築映画」的に撮られているシーンを取り上げ、その建築の映り方はもちろんのこと、その裏側の背景からカメラワークに至るまで、熱く語っていただきました。そしてラストが、鈴木了二さんが「建築映画」の傑作とおっしゃるジャン・リュック・ゴダール監督の『軽蔑』。『軽蔑』の主な舞台は1938年にイタリアカプリ島マッスーロ岬の先端にアダルベルト・リベラによって設計された別荘建築「マラパルテ邸」です(画像参照)。
『サイコ』『シャイニング』,
あの『ブルーベルベット』
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『意志の勝利』→さすがにこれは知らない。ヒトラーの指示で作製されたらしい。
ヒトラー。
Wikiより引用。
1905年、実業学校を退学した後ウィーンで画家を志し、美術大学を受験するが2回とも失敗。教授に作品を見せたときには「君には建築家のほうが向いている」と助言を受ける。その画風は写実的だが独創性には乏しかったとされ、画題として人物よりは建築物や廃墟などの風景などを好んだ。
以上、引用。
「ヒトラーー最期の12日間ー」にもそれらしい場面があった。
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