アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100」
2003年6月、アメリカ映画協会(American Film Institute)によって選ばれた最も偉大なるヒーローと悪役(AFI's 100 YEARS...100 HEROES & VILLAINS)それぞれ50名ずつを載せたリストがある。

ヒーローの方は

1 アティカス・フィンチ (『アラバマ物語』、グレゴリー・ペック)
2 インディアナ・ジョーンズ (『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』、ハリソン・フォード)
3 ジェームズ・ボンド (『007 ドクター・ノオ』、ショーン・コネリー)
4 リック・ブレイン (『カサブランカ』、ハンフリー・ボガート)
5 ウィル・ケイン (『真昼の決闘』、ゲーリー・クーパー)
6 クラリススターリング (『羊たちの沈黙』、ジョディ・フォスター)
7 ロッキー・バルボア (『ロッキー』、シルヴェスター・スタローン)
8 エレン・リプリー (『エイリアン』、シガニー・ウィーバー)
9 ジョージ・ベイリー (『素晴らしき哉、人生!』、ジェームズ・ステュアート)
10 T・E・ロレンス(『アラビアのロレンス』、ピーター・オトゥール)
11 ジェフ・スミス (『スミス都へ行く』、ジェームズ・ステュアート)
12 トム・ジョード (『怒りの葡萄』、ヘンリー・フォンダ)
13 オスカー・シンドラー (『シンドラーのリスト』、リーアム・ニーソン)
14 ハン・ソロ (『スター・ウォーズ』、ハリソン・フォード)
15 ノーマ・レイ・ウェブスター (『ノーマ・レイ』、サリー・フィールド)
16 シェーン (『シェーン』、アラン・ラッド)
17 ハリー・キャラハン (『ダーティハリー』、クリント・イーストウッド)
18 ロビン・フッド (『ロビンフッドの冒険』、エロール・フリン)
19 ヴァージル・ティブス (『夜の大捜査線』、シドニー・ポワチエ)
20 ブッチ&サンダンス (『明日に向って撃て!』、ポール・ニューマン & ロバート・レッドフォード)
21 マハトマ・ガンディー (『ガンジー』、ベン・キングスレー)
22 スパルタカス (『スパルタカス』、カーク・ダグラス)
23 テリー・マロイ (『波止場』、マーロン・ブランド)
24 テルマ・ディックソンとルイーズ・ソーヤー (『テルマ&ルイーズ』、ジーナ・デイヴィス & スーザン・サランドン)
25 ルー・ゲーリッグ (『打撃王』、ゲーリー・クーパー)
26 スーパーマン (『スーパーマン』、クリストファー・リーヴ)
27 ボブ・ウッドワード&カール・バーンスタイン (『大統領の陰謀ロバート・レッドフォード &ダスティン・ホフマン)
28 陪審員8番 (『十二人の怒れる男』、ヘンリー・フォンダ)
29 ジョージ・パットン (『パットン大戦車軍団』、ジョージ・C・スコット)
30 ルーク・ジャクソン (『暴力脱獄』、ポール・ニューマン)
31 エリン・ブロコビッチ (『エリン・ブロコビッチ』、ジュリア・ロバーツ)
32 フィリップ・マーロウ (『三つ数えろ』、ハンフリー・ボガート)
33 マージ・ガンダーソン (『ファーゴ』、フランシス・マクドーマンド)
34 ターザン (『類猿人ターザン』、ジョニー・ワイズミュラー)
35 アルヴィン・ヨーク (『ヨーク軍曹』、ゲーリー・クーパー)
36 ルースター・コグバーン (『勇気ある追跡』、ジョン・ウェイン)
37 オビ=ワン・ケノービ (『スター・ウォーズ』、アレック・ギネス)
38 浮浪者 (『街の灯』、チャールズ・チャップリン)
39 ラッシー (『名犬ラッシー 家路』)
40 フランク・セルピコ (『セルピコ』、アル・パチーノ)
41 アーサー・チップス (『チップス先生さようなら』、ロバート・ドーナット)
42 フラナガン神父 (『少年の町』、スペンサー・トレイシー)
43 モーゼ (『十戒』、チャールトン・ヘストン)
44 ジミー・ドイル(ポパイ) (『フレンチ・コネクション』、ジーン・ハックマン)
45 ゾロ (『快傑ゾロ』、タイロン・パワー)
46 バットマン (『バットマン』、マイケル・キートン)
47 カレン・シルクウッド (『シルクウッド』、メリル・ストリープ)
48 ターミネーター (『ターミネーター2』、アーノルド・シュワルツネッガー)
49 アンドリュー・ベケット (『フィラデルフィア』、トム・ハンクス)
50 マキシマス (『グラディエーター』、ラッセル・クロウ)

興味の悪役の方は

1 ハンニバル・レクター (『羊たちの沈黙』、アンソニー・ホプキンス)
2 ノーマン・ベイツ (『サイコ』、アンソニー・パーキンス)
3 ダース・ベイダー (『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』、演じたのはデヴィッド・プラウズ、声はジェームズ・アール・ジョーンズ)
4 西の魔女 (『オズの魔法使』、マーガレット・ハミルトン)
5 ラチェット看護婦 (『カッコーの巣の上で』、ルイーズ・フレッチャー)
7 ポッター氏 (『素晴らしき哉、人生!』、ライオネル・バリモア)
8 アレックス・フォレスト (『危険な情事』、グレン・クローズ)
9 フィリス・ディアトリクソン (『深夜の告白』、バーバラ・スタンウィック)
10 リーガン・マクニール (『エクソシスト』、本来の声はリンダ・ブレア。悪魔パズズがとりついたときは マーセデス・マッケンブリッジが担当。)
11 王妃 (『白雪姫』、声はルシル・ラ・ヴァーン)
12 マイケル・コルレオーネ (『ゴッドファーザーPARTII』、アル・パチーノ)
13 アレックス・デラージ (『時計じかけのオレンジ』、マルコム・マクダウェル)
14 HAL 9000 (『2001年宇宙の旅』、声はダグラス・レインが担当)
15 エイリアン (『エイリアン』、Bolaji Badejo and Tom Woodruff, Jr.)
16 アーモン・ゲート (『シンドラーのリスト』、レイフ・ファインズ)
17 ノア・クロス (『チャイナタウン』、ジョン・ヒューストン)
18 アニー (『ミザリー』、キャシー・ベイツ)
19 サメ (『ジョーズ』)
20 ウィリアム・ブライ (『戦艦バウンティ号の叛乱』、チャールズ・ロートン)
21 Man (『バンビ』)
22 ジョン・イズリン夫人 (『影なき狙撃者』、アンジェラ・ランズベリー)
23 The Terminator (『ターミネーター』、アーノルド・シュワルツェネッガー)
24 エヴァ・ハリントン (『イヴの総て』、アン・バクスター)
25 ゴードン・ゲッコー (『ウォール街』、マイケル・ダグラス)
26 ジャック・トランス (『シャイニング』、ジャック・ニコルソン)
27 コディ・ジャレット 『白熱』、ジェームズ・キャグニー)
28 火星人 (『宇宙戦争』)
29 マックス・キャディ (『恐怖の岬』、ロバート・ミッチャム)
30 ハリー・パウエル (『狩人の夜』、ロバート・ミッチャム)
31 トラヴィス・ビックル (『タクシードライバー』、ロバート・デ・ニーロ)
32 ダンヴァース夫人 (『レベッカ』、ジュディス・アンダーソン)
33 ボニー&クライド (『俺たちに明日はない』、フェイ・ダナウェイ & ウォーレン・ベイティ)
34 ドラキュラ伯爵 (『魔人ドラキュラ』、ベラ・ルゴシ)
35 クリスチャン・ゼル (『マラソンマン』、ローレンス・オリヴィエ)
36 J.J. ハッセンカー (『成功の甘き香り』、バート・ランカスター)
37 フランク・ブース (『ブルーベルベット』、デニス・ホッパー)
38 ハリー・ライム (『第三の男』、オーソン・ウェルズ)
39 エンリコ・バンデロ (『犯罪王リコ、エドワード・G・ロビンソン)
40 クルエラ・デ・ビル (『101匹わんちゃん大行進』、ベティー・ルー・ガーソン)
41 フレディ・クルーガー (『エルム街の悪夢』、ロバート・イングランド)
42 ジョーン・クロフォード (『愛と憎しみの伝説』、フェイ・ダナウェイ)
43 トム・パワーズ (『民衆の敵』、ジェームズ・キャグニー)
44 レジーナ (『偽りの花園』、ベティ・デイヴィス)
45 ジェーン・ハドソン (『何がジェーンに起ったか?』、ベティ・デイヴィス)
46 ジョーカー (『バットマン』、ジャック・ニコルソン)
47 ハンス・グルーバー (『ダイ・ハード』、アラン・リックマン)
48 トニー・カモンテ (『暗黒街の顔役』、ポール・ムニ)
49 ヴァーバル・キント (『ユージュアル・サスペクツ』、ケヴィン・スペイシー)
50 ゴールドフィンガー (『007 ゴールドフィンガー』、ゲルト・フレーベ)
60 アロンゾ・ハリス (『トレーニングデイ』、デンゼル・ワシントン)

アンソニー・ホプキンス演ずる「羊たちの沈黙」のハンニバル・ザ・カニバルことハンニバル・レクター。2位は ノーマン・ベイツ。
妥当といえば妥当だがちょっと当たり前・・・・
ちなみに46位のジョーカーは今であれば確実に「ダークナイト」のヒース・レジャーだろう。それももっと上位に・・・・
一方、ヒーローは日本人の感覚からはちょっと理解しにくいが 「アラバマ物語」のアティカス・フィンチ(グレゴリー・ペック)。好きな「十二人の怒れる男」をちょっと思い出すが非常に地味な映画。ちなみに陪審員8番 (ヘンリー・フォンダ)は28位。
アラバマ物語」を観る。(埋め込みが無効になっていますがYouTubeで観れます。)

ここで”ブー”という仇名で登場するフィンチ家の不気味な隣人を演ずるのが若き日のロバート・デュヴァル。 1931年1月5日生まれということだからもう80歳。
映画はジェムとスカウトの二人の子供の目を通して黒人の冤罪事件が語られていく展開。地味ではあるがいかにもアメリカ人好みの映画という感じ。ヒーローと悪役100を見てたら、また映画が観たくなった。