Fさんと会う。
家を新築しようと思い、工務店に見積もって貰ったが、判らないので教えて欲しいとのこと。
見積り書と図面を持ってこられた。
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以前、他のところで相談を受けたTホームの図面よりはまだ少しましだが、どこまで言っていいものか、正直、困った。
突き詰めて話をしてしまうと、設計になってしまう。
Fさんもその図面でそれほど不満もなさそうだし、要は、適正な価格どうか知りたかっただけらしい。
それはそれで良いかと思い、図面のおかしいところや、見積り書の不明なところを指摘して別れた。
しかし、考え直すべきことは、その工務店の図面にしたって、自分が首をひねるだけで、そのプランで満足する人も多数いるということ。

新建築 住宅特集 2007年 12月号 [雑誌]

新建築 住宅特集 2007年 12月号 [雑誌]

話は又、基準法のことだが今回の変更は、デザインするなと言ってるようなもの。
誰が設計しようと、同じものが出来ることを目指してる。
国交省の役人は、日本国中、建売住宅かハウスメーカーの住宅にしたいらしい。
「変わったことをやるならやってもいいですよ。そのかわり、審査期間は最低でも70日かかりますよ。そちらも、今までの設計料ではやっていけないでしょう?そんな、いいお客さんを探せるんだったら、混構造でも薄肉ラーメンでもどうぞおやりになったら・・・」
という国交省の役人の声が聞こえてくる。
例のダックスフンドはこんな難しいことは判らない。法の変更がが行われて6ヶ月経った今でも、ピアチェックをペアチェックと言ってるような馬鹿。

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建築というものは、営業の出来ない仕事。唯一、営業といえば、良いものを造るだけ。(何の脈絡もないが・・・・)