夜のニュース。東京で警察官が自殺。
自殺と言えば、昨日のファン・オゴルマンも自殺。(自殺した時は建築をやめて画家に転向していた。)

只、建築家が自殺することは珍しいらしい。
何ゆえ?
そんな繊細な神経では、設計なんてやってられないということ。
色が気に食わないと言われて、いちいち自殺してたら、命が幾つあっても足りない。
学生に、「建築は気力と体力。」と言うと、学生は笑うが、これ、ほんとの話。
名建築と言われるものほど、バッシングは多い。
I・Mペイのルーブル。サー・ノーマン・フォスターのガーキン。昨日、授業で見せた、ミースのトゥーゲン・ハット邸。エトセトラ・エトセトラ・・・・
丹下先生の東京都庁だって、当時は相当叩かれた。
「建てたものが勝ちよ。」と丹下先生が言ったとか言わなかったとか・・・・
建築は一人歩きする。建物の横でずっと言い訳してられない。
辛い仕事。
しかし、喜んでもらった時は、本当に嬉しい。

世界の建築 DETAIL JAPAN (ディーテイルジャパン) 別冊 2005年 10月号 [雑誌]

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学生との会話。
「先生、学校で付き合ってるどうしが、手つないで歩いてるのみてどう思う?俺、いや。」
・・・・・・
(ほっとけ、そのうち飽きる。)

※12/23オゴルマン設計のメキシコ国立自治大学図書館の写真追加(Wikimediaより転載)