住宅について考えてみる。
しばらく、マンションのことで一杯一杯だったので、ここしばらくご無沙汰していたが、やはり設計は「住宅に始まり、住宅に終わる」である。
住宅とマンションと並行してみよう。
今回の住宅、要望は、2階リビングの逆転プラン。先ず、リビングについて考えてみる。
家の重心はリビング。辞書には居間として「家族が普段いる部屋」となってる。
いろんな人が言ってるが、やはり居間は広くあるべきだろう。
居間が2階となると必然的にキッチンもということになる。
オープンキッチンが流行している。「対面キッチン」「アイランドタイプのキッチン」・・・・
自分もこのタイプで設計することが多いが、問題は全てオープンには出来ないということ。
最近は電化製品もデザイナーが頑張って、良いデザインのものが少しづつ出てきてはいるが、でもまだ「お客さんには見せたくない」といったものが多いのも確か。
「便利なものは不細工・・・・」
隠せるところを造る。
リビングを台所にしてはいけない。
今回の住宅、以前に一度案は出してはいるが、もう一度、一から考えてみよう。
建築の設計をするということは、映画造りに似ていると思う。
ジャン・ヌーベルという人が「建築の設計をする時、映画のシークエンスを考えるようにする。」と言ってたが、その通りだと思う。
建物を使う人は、映画の観客。
さあ、どうやって楽しんでもらおう。





また、映画の話だが今日は「ホテル・ルワンダ」(Hotel Rwanda)
以下、Wikiより引用。
概要
この映画は一人の男の英雄的な行動をたどるとともに、ルワンダ旧宗主国ベルギーによる人種分別政策や、虐殺に対する国際社会の無関心を強く批判する作りになっている。特に国連やアメリカ合衆国(そのころはソマリア内戦介入のトラブルで苦境にさらされていた)が有効な介入をしなかったことが追及されている。フツ族の過激派はツチ族反乱軍によって排除されるまでのおよそ百日間に約八十万人の人々を殺害した。映画の最後に映し出される文章によってフツ族の将軍など虐殺の指導者たちが裁かれたことが示される。
ストーリー
フツ族の過激派が巻き起こした混乱状態の中で、ポールはまず自分の家族を救うことだけを考えた。しかし虐殺が始まったことを知り、その重大さに気がついた彼はホテルにツチ族フツ族の難民をともに受け入れることを決断する。無力ながらも踏みとどまり続ける国連軍や有名ホテルとしてのステータスを盾に人々を過激派からかばい続ける一方で、ホテルの支配人として培った人間関係を利用して彼は1268人の難民の命を救うことに成功する。ルセサバギナ一家とホテルの難民たちがツチ族反乱軍の前線を越えて難民キャンプにたどり着き、そこからタンザニアへと出発するところで映画は終わる。
以上、引用。
しかし、エンドロールでは「100万の死体」となっていた。どうなんだろう?