フォローアップのために白川の現場へ。帰りに一乗寺恵文社へ立ち寄る。
今日買った本。


構造デザイン講義

構造デザイン講義



前回のエッフェル塔について触れてあったので紹介。

以下引用。
エッフェル塔は1889年に開催されたパリ万国博覧会のためにつくられました。エッフェル塔はエッフェルが設計をしたものではないようです。建設を請け負ったのがエッフェルのつくった建設会社で、設計はその会社のステファン・ソーヴェストル、構造はモーリス・ケクランです。改めてみると鋼材量が多いように見えますが、当時は長い部材を潤沢に使えなかったので。細かい部材を組み合わせて使わざるを得ず、必然的に鋼材料が増えたのだと思います。
(中略)
東京タワーはエッフェル塔のまねをしてつくられたと言われています。参考にしたと言った方がいいのかな。すでに長い汎用部材がつくられるようになっていたので、東京タワーはエッフェル塔の約二分の一の鋼材料でできています。
(後略)







余談ですがアメリカの自由の女神はエッフェルが構造設計をしました。なかなか想像し難いのですが、内部は鉄骨造でつくられています。本来ならこのような複雑な形はコンクリートのような可塑的な材料でつくられるべきだったのでしょうが、この時代はまだ鉄筋コンクリートの技術はそこまで進化していませんでした。やはり19世紀はスティールの世紀だったんでしょうね。部材はフランスで製作され、アメリカで組み立てられました。
以上、引用。

写真は東京タワー。(言わなくても解るか・・・・)