天の橋立の近くの自然公園区域に建築計画があるということで学生を連れて現場へ。事前に関係法令は聞いていたが、学生の勉強のためにと市役所、土木事務所へ事前調査。
聞いてた話と違った。規定のセットバックを守ったら建築不可能ということが判った。学生共々意気消沈。ちなみに法令を守って道路から20mセットバックして建てられたという住宅?



・・・・・・法の気持ちが判らない。

折角来たので何か見て帰ろうと近くの文珠荘へ。吉村順三先生、昭和41年の作品。昭和39年に完成した俵屋新館を先代の社長が見られて、吉村先生に設計をお願いされたとのこと。予約なしで、それも泊らないで中だけ見せて欲しいという厚かましいお願いにも関わらず、隅から隅まで見せて頂いた。恐縮の連続だった。




雪見障子にした為か、框、組子の寸法が同じという、いわゆる吉村障子とは違った。