京都府亀岡市の行者山(431m)の麓にある龍潭寺は、1400年代に妙心寺四派の祖雪江宗深禅師が開創した大梅寺を始まりとすると伝えられている。1489年火災で焼失したが、1497年細川政元の支援を得て、雪江禅師の弟子特芳禅傑禅師によって再興され、龍潭寺として開山された。
京都市龍安寺南丹市龍興寺とともに臨済宗妙心寺派の三龍寺と呼ばれている。
参道脇にある庭園は、岩・石と古木が組み合わされた自然に近い様相を示す境内庭園で、禅宗庭園の枯山水庭園とは趣を異にしている。
木々に覆われた境内の静寂は禅寺そのものである。

龍潭寺(りょうたんじ)というお寺があるというので行ってみた。鄙びたという言葉がよく似合うお寺だった。時代劇の撮影によく使われるということらしい。この日も曇り空。