今やっている仕事。京都北白川の事務所兼学生マンション。名古屋のM邸。それから「がっこのせんせ」。
先生の方は散々。毎日必ずかけられる言葉。「疲れた顔して!」「へろへろやね〜」・・・ごめんねこんな顔で!せんせのパソコン,DELL?  H先生のパソコン、Macですよ。・・・・ごめんね、DELLで! あげくのはてにはためぐち。「なあ、トイレいってもええか?」・・・・保育園じゃねえ!! その他に面と向かってではないが代表的なものとして、「担任としての最低の責任を果たして欲しい!」「苦虫を噛み潰したような顔した担任」。呼び捨てである。あいつら、心のどこかで俺のこと馬鹿にしている。
気を取り直して、北白川の話から。瓜生山のふもと。京都Z大学の隣。

仕事の始まりは又、電話から。Sさん。彼との出会いは偶然だった。その娘が小学校の時、PTAで偶然再会した。「先輩ですよね?」高校時代の後輩だった。高校2年の時に熊本から京都に転校してきた。旧制の呼び名で言えば、五中から三中。勿論私の時は京都府立R高等学校である。この現場のあたりは、言ってみれば地元である。それから、お付き合いをさせて頂いていた。
「実は家内のお父さんが亡くなって、遺産として昔のあのオオモリの隣の土地を譲り受けたんですけど、そこに自分の会社の事務所と倉庫を建てたいんです。設計してもらえますか?そのほかにもいくつか土地をもらったんで相談にのってもらえますよね?」去年の12月25日のクリスマス。その時は、それまでやっていた本屋さん兼ビデオ屋さんがやっと終わった時だった。建物は大した事無いのだが、土地探し、企画、開発から関わっていたので、かなりハードな仕事だった。足掛け3年の仕事だった。正直言って、ちょっと休みたい気分だった。ましてや正月。

「正月前に一度打ち合わせしときましょうか。」12月27日に最初の打ち合わせ。
「将来的にはその上に増築してZ大とかK大向けの学生マンションにしたいんですけど。」
「上に継ぎ足すなんて、そんなの今の建築基準法では不可能!」
「じゃ、どうしたらいいんですか?」
「やるんだったら今全部やってしまう。金が無いんだったら、出来てからやる。それまでは今の駐車場にしておく。」
「考えます。」
12月30日に携帯に電話。「いっぺんにやってしまいます。予算は○億。1階は店舗と事務所、駐車場、10台位。2階は倉庫。共同住宅は20室とって欲しい。それであれば採算がとれます。」
さすがに正月の一日は寝ていたが、二日からエスキス開始。
役所が動き出すのを待って、現地調査。
用途地域→道路境界から25Mは近隣商業地域、それから後ろは第1種低層住居専用地域・・・・・何、これ?。この都市計画はどうなってるんじゃ!!
壁01。日影の問題。近商であれば高さ10Mまでは日影の対象にならない。1低層で軒高7Mまで。じゃあ近商の影が1低層に落ちた場合はどうなる。この敷地で日影規制を受けてしまえば現実として何も建てられない。建築基準法を引っ張り出す。法文を何度読んでもどちらにとも取れる。最終的には近商で規制を受けない建物は1低層に影を落としても規制の対象にはならないと判断。念のためにいつも使っている確認検査機関にTEL。
「1低層に影が落ちるんでしたら、日影の対象になりますよ。」
「法文を読めばそういう解釈も出来るでしょうが、近商で対象にならないのであれば、その時点で日影の問題は検討しなくても良いということにはならないのですか?」
「そうとも読めますが、うちは厳しいほうで判断します。」
・・・・・・・・
改めて法文を読み直す。どう考えても納得できない。京都市にTEL。
「対象になりませんよ。黄本(京都府土木建築部編集「法令実務ハンドブック」※表紙が黄色いから黄本。京都の仕事をする時の必携本)に書いてあるでしょう。」
・・・・・・・・
約1週間この問題で引張りまわされた。そういえば違う行政では、対象になると言っていたな。行政によって判断が違うことは良くあること。
先ず、壁01クリア。

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忘れないうちにamazonで予約注文した。

京都府建築士会のワークショップ。うちのクラスなんか結構行きたい奴居るんじゃない。
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建築確認申請マニュアル 2007 (建築法規PRO)

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又買った。

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