京都市役所。
木製ルーバーについて。
「法的な根拠は無いんですが・・・・」
(判ってます)
「あくまでも行政指導ということで・・・・」
(出たッ。伝家の宝刀。行政指導。ちょっと刀、抜きすぎ)
「主事会議で、非常用進入口の木製はどうかという意見が出てました。
後、消防のほうから燃え上がり防止が必要ではないかという意見も・・・」

法的な根拠が無いから担当者も辛そう。
この担当者は非常に紳士的で個人的には好意を持っている。

「判りました。検討します。」

少々の変更を加えれば、基本的なイメージは変わらなさそう。

消防へ。

「市からも連絡がきていると思いますが、そういうことで・・・・」
「うちは審査課がOKであればそれで良いですよ」
「では、そういうことで。」

一件落着。
木製でOK。
図面変更。

勉強したこと。
確認検査機関も消防も、最後には市に聞いてくれと言うんなら、
確認は市に出したほうが賢明なのではないか。



京都市役所。設計は武田五一
竣工 1927年  

向かいは京都ホテルオークラ。1994年竣工。
京都初の60mビル。
あの当時、京都市役所も60mを建てるんではないかという噂も出ていたが
御多分に漏れず、財政難。
中はひっくり返っているが、外観は堂々としたもの。
80年の重みか・・・・