カラカラ浴場のあたりに行ってみる。



引用。

212年から216年にかけて、カラカラ帝の治世に造営された。構成は225mの長さに185mの幅、おおよその高さは38.5mほどで、あちらこちらに2,000から3,000の浴槽を設置できた。「フリギダリウム(frigidarium)」と呼ばれる「冷室」と 「テピダリウム(tepidarium)」と呼ばれるこの浴場には「温室」と「カルダリウム(caldarium)」と呼ばれる「熱室」と二つの「パラエストラ」という、今でいう「ジム」のようなものさえあった。機構の一部はまた水を引き入れるaqueduct (w:en:thermaeあるいは貯水所)であった。建物は「ハイポカウスト」というシステムによって加熱されていた。供されたアクエドュクトによって付加された水の加熱をするために、地下で石炭を燃焼させるシステムである。これは19世紀まで使用されてきた。
カラカラ浴場の建物群は、ただの浴場よりもむしろ娯楽性の高いレジャー施設であった。また、古代ローマの帝政期以降は男性間の同性愛行為がごく自然な性行為と見なされていた事もあり発展場としての役割もあった。「浴場」は公立図書館の建物群の中の附属建造物であり、この図書館は同じ大きさの2つの部屋にそれぞれギリシャ語とラテン語の書物が収蔵されていた。
20世紀のはじめ、この浴場のデザインは幾つかの現代建築のインスピレーションとして用いられた。それにはバングラデシュの首都のダッカの議会庁舎とアメリカ、ニューヨークのペンシルベニア駅が含まれる。
遺跡は夏のオペラシーズンのローマ歌劇場のバックドロップとして建っている。1960年のローマオリンピックの間の器械体操競技会や1990年イタリアFIFAワールドカップ決勝前夜の三大テノールのコンサートのように現代のイベントの開催地の1つになってきており、また、ローマの観光名所の1つとしても親しまれている。


同性愛が自然とは・・・・
そういえば映画「薔薇の名前」にもそういうシーンがあった。



ショーン・コネリーの英語にはいつもほれぼれする。


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もう一つ。
カーンの代表作「バングラデシュ国会議事堂」のイメージがここにあったとは知らなかった。
カーンが最期を迎えたペンシルベニア駅もカラカラ浴場がモチーフというのも偶然の巡り合わせか・・・・
来週の授業の一発目は「ルイス・I・カーン


バングラデシュ国会議事堂」写真はWikiより引用。



話が脱線したが、カラカラ浴場にもどって



周りは公園になっていて、休日を楽しむ人が目立った。




セグウェイ