先週、大阪へ行った時のこと。
解体前の堂島ダイビルと北浜の綿業会館へ。
まずはダイビル




この時代にこの吹抜け。


右に見えるのはダストシュート型の郵便受け。

ダイビル本館
大正15(1926)年に渡辺節の設計で建てられた、ネオ・ロマネスク様式の大規模なビルディングである。同時期に建てられた東京の旧丸ビルが取り壊された現在では、同じ渡辺作品である神戸の商船三井ビルとこのダイビル本館が、大正期の大規模オフィスビルとして現存する最後のものであり、建築史上も近代都市史上も非常に価値が高い。渡辺作品では昭和に入ってからの日本綿業倶楽部が既に重要文化財となっており、ダイビル本館、商船三井ビルも重要文化財級の価値を有する。しかし、関西電力は老朽化(現代の技術では補修補強可能)および土地利用の見地から本物件の取り壊し・超高層ビルへの建て替えを計画しており、歴史的に重要な建築物の保存の見地から論議となっている。8階建ての構造でエレベーターも8階までだが階段で9階に上がり、屋上に出る前に9階の貸し部屋が存在している。また地下には鉄格子扉で仕切られた小部屋が36室存在し、見た目は窓のない独房のように見えるが入居企業の物置として貸し出しをされている。


解体と共に閉店となるスペイン料理のカボ・デル・ポニエンテ。
ランチ、ビールと合わせて合計1,650円。美味。

次回は綿業会館。