美術館の帰りに思いついて京都会館を見ておこうと向う。
もう解体?


京都市は23日、京都会館左京区)の再整備基本計画を策定した。5月に示した第1ホールの建て替えと増築の2案を検討した結果、建築費用が安く、舞台機能面で優れている建て替え案を採用することにした。
  計画では、建築家前川國夫氏が設計した建物の保存改修を基本とし、その上で第1ホール(2千席)は解体し建て替える。これによって舞台の高さを13メート ルから27メートルに上げ、奥行きも12メートルから20メートルに広げる。音響や照明などの機能を拡充する。第2ホールも舞台を拡張し、会議場は演劇や ライブを行う小ホールとして再整備する。
 また岡崎地域一帯の活性化の拠点とするため、1階部分にカフェなどを設けて、にぎわいを創出する。
 総事業費は89億円で、市は半導体メーカー・ローム右京区)に50年間の命名権を50億円で売却して財源に充てる方針。2011年度に設計に着手し、14年度の完成を目指す。
 計画では、施設の高さが現行(27・5メートル)より3メートル程度高くなり、新景観政策で定められた規制(15メートル)を超えるため、市は都市計画の変更で高さ制限を緩和する方針。