kei-design2007-11-06

丸亀市猪熊弦一郎美術館。先ず、広場。ランドスケープデザインは、ピーターウォーカー。豊田市美術館ランドスケープデザイナー。豊田市美術館に行って高橋節郎館から中庭を見たときは衝撃だった。ダン・カイリーに日本のテイストを加えたようなランドスケープだった。少なくとも、日本人ではないと感じた。後で調べてみると、ピーターウォーカーだった。この広場も彼のデザインということ。豊田市美術館ほどのインパクトは無かった。正直言って、ペイブメントだけのランドスケープというのは感動に欠けるなと感じた。ところでこの写真の子。よその子である。「建築を目指して!!」
猪熊弦一郎美術館の広場





豊田市美術館・高橋節郎館からの中庭



ところで、この広場に点在している石が擬石だという事を知っている人がどれだけいるだろうか。勿論、地元の人はご存知だろうが、我々のように、日帰りで、せとうち、丸亀、香川県庁舎見学といった人種には到底気づかない話。暗くなると、この石はオレンジ色の光を放つそうだ。(現在、どうなっているかは知らないが。)ロックオブジェ。擬石の内部には照明が仕込まれている。古谷誠章(ふるや のぶあき)氏による

の中で始めて知った。この本、非常によく出来た本だと思う。特に、我々実務者や建築を学ぶ学生にとって非常に役に立つ。確か、丸亀美術館でも販売していたと思う。古谷氏、今年の仙台メディアテーク卒業設計日本一決定戦の本選審査委員もつとめていた。この本に出てくる古谷氏のお若いこと.
京都巡回展より
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日帰り旅行での不満の一つに、夜景が見れないということがある。設計をやっていると多かれ少なかれ夜の表情を必ず意識する。夜景を見ずに帰るということは、設計した人に対して失礼ではないか。豊田市美術館も夜景を見たい建築の一つ。夜の表情といえばジャン・ヌーベル。
ところで、6月20日に改正?になった建築基準法は実務レベルでまだバタバタしている。国土交通省大臣殿。「テツゾー君が行く」などと言っている場合ですか!!