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20世紀の建築をル・コルビュジェとは無関係に理解することは不可能である。
「ル・コルビュジエ―理念と形態」
あいにくの雨だった。
到着するといきなり現れたのが管理人棟。おもわず笑ってしまった。
まずはフィリップ・ジョンソンの教え通り、遠くから歩いて建物に近づく。ポツンと建っていた・・・・
今日もし誰かが初めてこの建物を訪れるとすると、彼が目にするのは丁寧に修復された歴史的モニュメントである。この住宅はモノクロームではなく、ピューリズム絵画のように彩色されている。ピロティとメインのボックス部分に塗られた白が、1階部分のグリーン、そして頂部の曲面のピンクやブルーと対比され際立っている。アプローチ正面のファサードは中央部の曲面がそのまま地面につながり、両側の後退した壁面がピロティによるパースペクティブをつくることによって正面性を強調している。
「ル・コルビュジエ―理念と形態」より引用
- 作者: ウイリアム・J.R.カーティス,William J.R. Curtis,中村研一
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 1992/05
- メディア: 単行本
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