グラン・プロジェ

1980年代、フランソワ・ミッテラン大統領はルーブル美術館大改造、新オペラ座建設(オペラ・バスティーユ)、グランダルシュ建設など、巨大な文化施設を複数建設しパリの面目を一新するパリ改造計画、「グラン・プロジェ」を立ち上げた。1988年7月14日、フラ…

出し惜しみする訳ではないがポンピドォー・センターの残りの写真。 2009年、フランス北東部の都市メス(Metz)に分館として開館予定のポンピドゥー・センター・メスのポスター。設計は、坂茂とフランス人建築家Jean de Gastinesのグループ。中国の上海、盧湾…

引き続きレンゾ・ピアノ。 パリにもどってポンピドゥ・センター。完成は1977年。正式の名称は国立ジョルジュ・ポンピドゥ芸術文化センター。施設には国立近代美術館(MNAM)だけでなく、産業創造センター(CCI)、公立図書館(BPI)、音響研究所(IRCAM)といった諸部…

検討の結果、約150年前、ナポレオン3世下にほぼ現在の姿になった、このルーブル宮や周囲の文脈から考えて、新たに必要なスペース約6万平方メートルを地上部分に建設することは、歴史的、建築的文脈から考えて不可能であった。そこで既存のルーブル宮には手を…

引用 ルーブルのピラミッドスキャンダルのなかで最大の議論を呼んだものは、何といってもルーブル大改造>で新設されたピラミッドである。古式ゆかしいルーブルの中庭に据えられたガラスのピラミッドが果たして、伝統的なパリの佇まいに相応しいかどうかの議…

箱物行政という言葉がフランスにもあるかどうか知らないが、日本の箱物行政とはちょっと違うような気がする。利権というよりも自らの権力を誇示するというところはナポレオンの時代からの伝統なのかもしれない。ジョルジュ・ポンピドゥ大統領のポンピドゥ・…

昨日の1日。 朝から現場の定例会議。 昼より一旦現場を離れて五十嵐太郎氏のレクチャーへ。 参加メンバーは10名程度の和気あいあいとしたもの。今回のテーマは「始まりの建築」をテーマに90年代、00年代の建築論。普段、計画の授業で取り上げているような題…

数日前に次もグラン・プロジェと言っておきながらそのままになっていた・・・ということで今日はクランプロジェのルーブル美術館。 以下、、「建築文化1989・7月号」より引用。グランルーブルの設計条件は、以下のものであった。現在のルーブル宮の3分の1を…

グラン・プロジェの続き。「フランス大蔵省新庁舎」 設計はポール・シュメトフ(1928年パリ生)とボルハ・ユイドブロ(1936年チリ・センチアゴ生)。引用。 フランスに限らず、設計競技の発表後は、必ずといっていいほど、新聞や雑誌などに審査方法に対する…

引き続き、「建築文化1989・7月号」より。 今日はラヴィレット地区に建つ二つのプロジェクトを紹介。 一つ目は音楽シティ。 設計はクリスチャン・ド・ポルザンパルク。1944年カサブランカ生とあるから、モロッコでなくフランス領時代のカサブランカか? 1962…

1月1日である。 「それで?」という感じだが・・・・・ それでも1月1日ということでとっておきのネタを。 引き続き、「建築文化1989・7月号」より。 アンビルトとなってしまったジャン・ヌーヴェルの「無限大の超高層」のプランが掲載されていた。 引用。 ト…

引き続き、「建築文化1989・7月号」より計画案と実施案との間に変更がない、ということはほとんどありえないことで、この建物も他の部分で幾つかの変更を経て、今日の姿になった。 コンペ案では建物の最高高さが35mであったが、都市計画審議会の要求で31mに…

年末なので、仕事場兼寝室の大掃除。 本棚の片隅から忘れていた本が出てきた。 建築文化・1989年7月号。 特集:都市の蘇生 パリ‐グラン・プロジェ1979-1989 ラ・ヴィレット科学産業博物館、オルセー美術館、アラブ世界研究所、ラ・ヴィレット公園(第1期)、…

久しぶりに映画の話。 今日はご存知「ダビンチコード」ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2006/11/03メディア: DVD クリック: 22回この商品を含むブログ (…