建築ノート

京都府亀岡市の行者山(431m)の麓にある龍潭寺は、1400年代に妙心寺四派の祖雪江宗深禅師が開創した大梅寺を始まりとすると伝えられている。1489年火災で焼失したが、1497年細川政元の支援を得て、雪江禅師の弟子特芳禅傑禅師によって再興…

「龍安寺の石庭」として知られる枯山水の方丈石庭で有名な龍安寺は、禅宗が盛んだった室町幕府の管領、守護大名で、応仁の乱の東軍総帥でもあった細川勝元が宝徳2年(1450年)に創建した禅寺である。衣笠山山麓に位置する龍安寺の所在地は、藤原北家の流れを…

高山寺(こうざんじ)は、京都市右京区梅ヶ畑栂尾(とがのお)町にある寺院。栂尾は京都市街北西の山中に位置する。高山寺は山号を栂尾山と称し、宗派は真言宗系の単立である。創建は奈良時代と伝えるが、実質的な開基(創立者)は、鎌倉時代の明恵である。…

伝統的建造物群保存地区であり、ひがし茶屋街の名称で知られる。 南北約130m、東西約180m、約1.8haで、保存地区内の建築物140のうち約3分の2が伝統的建造物であり、茶屋町創設時から明治初期に建築された茶屋様式の町家が多く残る。 天正8年(1580年)、佐久…

イェッペ・ハイン展のチケットを頂いたので墓参りも兼ねて金沢21世紀美術館へ。京都から休憩も入れて約4時間。到着後、先ずは寺町にあるお寺へ直行し先祖の墓参りを済ませる。日帰りということもあり早速美術館へ。以前、妹島さんがプリツカー賞受賞の記念講…

先日読んだ西澤さんの本に度々登場した渉成園、別名枳殻邸。ここならそんなに混んでいないだろうということで訪ねてみた。東本願寺ということなのでよく間違えられるが、この渉成園は烏丸通りの反対側。正面通りを東に入ったところにある。500円以上の協力寄…

行こう、行こうと思っていた京都国立近代美術館(近美)の「パウル・クレー」展(終わらないアトリエ)へ 連休ということもあってか超満員。例によってカニ歩きしながら作品を観ていく。 今回は制作の過程までを紹介するような企画のため、展示としては盛り…

今日読んだ本。透ける (西沢文隆の仕事)作者: 西沢文隆出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1988/04/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る日本建築のあり方のようなものを判りやすく書いてあるが、ところどころに磯崎新さんの…

3月16日に帰ってくる予定だった模型が今日帰ってきた。丁度1カ月遅れ。せんだいメディアテークに出展していた作品のうち2点を烏丸三条の展示室に。 午後から名古屋へ。 住宅のフォローアップ。早いものでもう竣工から半年が過ぎた。喜んで頂いているようで何…

この作品は陪審員の会合だけで成立している。当初、少年が父親を殺したとされる事件の審議において、ほぼ有罪間違いなしという雰囲気だった。しかし、12人の陪審員中一人だけがまだ納得いかないので話し合おう、もっと資料を検討しよう、という風に物語が始…

映画的建築/建築的映画作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (10件) を見る 建築家としての小津安二郎 家族 1998年の春、磯崎新が招集した4人の女性建築家の設計による…

京都岡崎で開催中の「京都工芸繊維大学大学院建築設計学専攻第六回修了制作展」と「京都工芸繊維大学大学院造形工学専攻修了制作展 オープンジュリー及び講演会」へ 帰りに買った本。BRUTUS (ブルータス) 2010年 12/1号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウ…

学生を連れて大阪のNEXT21へ。 1993年10月の竣工というからもうすぐ18年目。現在は第3フェーズの実験中とのこと。 その後心斎橋の家具ショールームへ。隈研吾事務所設計のエトワール心斎橋の中にあった。

21082010故あって奈良へ。昼過ぎに用事が終わったので、学生を連れて春日大社、東大寺へ。 古いものにはかなわない・・・・・ ここでも中国語が飛び交う。

現在でも仏領のニューカレドニアは、フランスの政治的な問題に深く関わっています。フィジーやバヌアツなどの周辺の島嶼国家が次々に独立する中、この島はニッケル生産量世界3位という戦略的な要地であるため、未だにフランス統治下に置かれています。 ジャ…

京の七夕の用事で堀川会場へ。 時間が中途半端に余ってしまったので、学生と一緒に以前から気になっていた内藤廣さん設計の「虎屋菓寮京都一条店」へ。 学生がいたということもあってか、相談係という人に親切丁寧に中を案内して頂くことができ、学生は大感…

計画の課題。 「好きな建築。訪ねてみたい建築100を挙げよ。(建築100選)」 学生だけに押し付けるのも何なので、自分でもやってみることにした。 villa savoye(001) コルビジェ、1931年の作品。 あらためてスケッチしてみた。 長ッ・・・・

SKETCH すなわち 見取り図 誤解を恐れずに言うならば、建築は物語に似ている。・・・・・ という書き出しから始まるこの本を学生の指導用に使っているが、見るたびに新しい発見がある。 Design Essence from Sketchbook―建築設計のための教科書作者: 高松伸…

ニューヨークタイムスに坂茂のPompidou-Metzの写真が The New York Times WEB版より転載 タイトルには‘Smurf House’? ‘Chinese Hat’? Museum Intrigues ところで‘Smurf House’って何ということで早速検索・・・・ 多分これ ニックネームの名付け親は市長とい…

建築ユニットSANAAの妹島和世氏と西沢立衛氏が、2010年のプリツカー賞を受賞した。3月29日、同賞を主宰する米ハイアット財団(The Hyatt Foundation)が発表した。同賞は、建築界のノーベル賞と評されている。授賞式は5月17日、ニューヨークで開催する予定だ…

前日に引き続き京都工業繊維大学の卒展へ。 昼から修士の講評会が行われるということでそちらへ。ゲストは元フューチャーシステムズパートナーのアマンダ・レヴェットさん(この人、結構辛口だった)、シンガポール国立大学准教授のエルウィン・J・S・ビライ…

京都文化博物館で行われている恒例の京都工芸繊維大学の卒展。先ずは大学院のほうから。 やたらと多いこの手の作品。 次回は大学のレポート。

天の橋立の近くの自然公園区域に建築計画があるということで学生を連れて現場へ。事前に関係法令は聞いていたが、学生の勉強のためにと市役所、土木事務所へ事前調査。 聞いてた話と違った。規定のセットバックを守ったら建築不可能ということが判った。学生…

故あって、国立国会図書館関西館へ。 地下のロビーから中庭を見る。 1日の利用者が200人程度ということ。帰りに近くにある話題の「私のしごと館」にもよる予定だったが時間の都合で車中より。確かにデカイ。

遅くなりましたが「せんだいデザインリーグ2009卒業設計日本一決定戦」京都巡回展のレポート。 昨年と同様京都烏丸三条で行われた京都巡回展。前回と同様、模型は北海道大学の石黒君の日本一のみ。作品名は「Re:edit...Characteristic Puzzle」 日本二は京都…

良いか悪いかの問題ではなく、好きか嫌いかだと思う。度々名古屋には訪れているが、この美術館だけはいまだに入っていない。今回も名古屋市内は殆ど時間が取れず入館することを断念。外観の写真だけは天気が良かったので撮ってきた。 名古屋市美術館(なごや…

豊田市美術館。こちらも事前に予約しておいたので学芸員の方からお話を伺うことができた。 「谷口先生はいつも二人でお仕事をされていて、この美術館も本館の方は殆ど高宮眞介という方が実施設計をやられて、谷口先生は高橋節郎館と茶室の設計を主にやってお…

学生を連れて愛知へ。 行先は「岡崎市美術博物館」「豊田市美術館」そして名古屋市内。今日は岡崎市美術博物館のレポート。 概要は □設計:栗生 明 □構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 地上2階 地下1階建 □面積:建築面積3,982平方メートル 延床面積6,…

中之島ダイビルの完成予想図が・・・・・ ダイビルは26日、大正時代の洋風建築を代表するオフィスビル「ダイビル」(大阪市北区)の建て替え計画の概要を発表した。11月末に解体を始め、2010年末に「中之島ダイビル・ウエスト」(仮称)の建設に着工、13年春…

「アーキニアリング・デザイン展」巡回展。 前半は建築新人戦2009。これから卒業設計を迎える3回生までの学生のコンペティション。作品もどことなく初々しい。 後半は「内藤廣×斉藤公男」。面白かった。主題は構造デザイン。司会は陶器浩一氏。 最前列には竹…